和泉手延麺 創業二百年。江戸から現代へ継がれる味と技。

1832年~1832年(天明4~8年)天明の飢饉彦根付近でそうめん作りを習って来た人が鷲塚村(現 碧南市)に技術を持ち帰る1832年(天保3年)早川新左ヱ門 誕生 お百姓たちがそうめんを抱えて行商をはじめる1840年代(天保11年~)水利が悪く麦しかできない和泉地区で、飢えをしのぐための方法として新左ヱ門が鷲塚村(現 碧南市)にてそうめんの製法を習い覚え、近隣に広める他の地域では類を見ない独特の製法による、和泉手延べ麺の確立1832年(天保3年)早川新左ヱ門 誕生 お百姓たちがそうめんを抱えて行商をはじめる1875年(明治8年)新左ヱ門 五男 早川鶴次郎 誕生1900年~1920年頃(明治末期~大正)安城市手延べそうめん農家が、この頃には80軒近くにまで増加1913年(大正2年)早川俊信 誕生1930年~1945年(戦後にかけて)機械そうめんの進出でそうめん農家が激減 戦後数軒にまで減ってしまった和泉手延べそうめんを、俊信を中心にふたたび盛り返す1946年(昭和21年)早川政行 誕生1960年代(昭和30年代)俊信を組合長に、和泉手延麺業組合結成 機械による大量生産でコスト安を図る業者も増える中、頑なに手延べ麺の伝統手法を守る1980年代(昭和60年代~)手延べ半生麺より、こんぶを使用した麺などのオリジナル麺の開発に着手通信販売網を確立(昭和52年)三笠宮に和泉そうめんを献上2000年代(平成10年代~)●やまとオリジナル麺つゆの開発●自然素材にこだわる製法で高い評価を得るオリジナル味噌煮込み、カレーうどんを販売開始(平成初期)地産地消の一環として、西尾の抹茶をふんだんに使用した半生抹茶麺などを販売地元小学生の職業体験や社会見学の場として積極的に受け入れる株式会社 やまと 代表取締役 早川 政行 「和泉手延べ麺」には二百年近い歴史がありますが、古来からの伝統的製造方法を継承している生産業者は弊社を含めて数えるほどしかなくなりました。機械化が進み、安定した麺の供給ができるようになった現代ですが、私が先代から受け継いだこの伝統の技は、これからも忠実に守っていきたいと考えております。